経緯
かつて2015年の夏頃に、ニコンのフルサイズカメラD810とレンズを全て売却し、富士フイルムのX-T1とレンズに入れ替えました。
その時の理由としては「もう、重いカメラは嫌だ。軽くしたい。」とか「見た目が(富士フィルムの方が)オシャレで良い」「撮って出しJPEGの色合いが綺麗」といったものだったと思います。
ただ、結局2024年の春にニコンに戻りました。
きっかけは、気になっていた新製品のカメラが買えなかったことです。
「それだけ?」というのものあるかもしれません。
富士フイルムのカメラは長らく供給が安定しらおらず、そんな中で新しいカメラが発表されたものの、発売前予約は抽選、そして抽選は全て落選してしまい、発売後に予約しようにも即受注停止してしまい、予約すら出来ませんでした。
さらに、新商品の発売日は日本よりも海外の方が早く、富士フイルムが日本市場を優先していないという方針が明確に感じられました。
そのようなこともあって、富士フイルムに対して完全に愛想が尽きてしまい、他のマウントに乗り換えることを決め、結局またニコンに戻ってきたというわけです。
戻ってきて感じたこと
懐かしさ
メニュー画面は完全に同じではないものの、かつての雰囲気が残っていました。
締める・緩める動作に違和感
「レンズやキャップを回す方向が慣れない」です。一般的には反時計回りで緩めて、時計回りで締めるというものですが、ニコンのZマウントは逆なので、意識して触らないと意図した方向と逆に回してしまいます。
ただ、これはかつて使っていた一眼レフのFマウントでも同じだったようなので、そのうち慣れるかなと思っています。
メーカーの勢い
富士フイルムのカメラを使っていた間「ニコンが一眼レフの開発をストップする」とのニュースを聞いた時、なんとなくメーカーとしての勢いが落ちてきているのを感じていましたが、私が再びニコン戻ってきた時には盛り返しているような状態で、安堵しました。
買ったもの
ボディは「Nikon Z f」にしました。理由は「X-T5と同じくフイルムカメラのような外観が良かったから」です。
ただ、最近はあまり軍艦部分のダイヤルを触っておらず、コマンドダイヤルでF値やシャッタースピードを調整するような使い方をしています。
また、液晶画面がX-T5と同じチルト式ではなくバリアングル式なのが個人的に残念でしたが、液晶を動かすこと自体が殆ど無いので、あまり気にしていません。
その他にはズームレンズや単焦点レンズをいくつか揃えましたものの、揃えた後で思うことは「このカメラに重くて長いレンズは似合わない」です。自分の場合は、重量優先で26mmのパンケーキレンズをメインとして、マクロ撮影の時は50mmのマクロレンズ、スナップの時はマニュアルフォーカスの40mm F1.2、旅行に行く時は14-30mm F4を持っていきます。
今後
まず、富士フイルムのカメラを買うことはもう無いでしょう。
その反動もあるかもしれませんは、ニコンには頑張って欲しいので、今後も良いレンズがあれば買っていきたいです。
また、望遠が全くカバー出来ていないので、DX(APC-S)のボディとしてZ fcと望遠レンズを買ってみるのも良いかなと考えています。