壁に大きな映像を映し、家に居ながらにして映画館気分を味わえる…そんな楽しさを実現してくれるプロジェクターですが、最近は安価で高品質なものが沢山あります。
今回は、私が数多くのプロジェクターの中からスペック・価格・レビュー等を考慮して十分に検討した結果購入に至ったプロジェクターについて、使用感を交えたレビューを掲載します。
選定条件
1万円台まで
高価なほど高品質でしょうが、”プライベートで時々使用する程度”と考えていたこと、1万円以下だと”最低限”というランクになってしまう、以上2点から「10,000円~19,999円」という価格帯を設定しました。
最低でもHD以上の解像度に対応していること
あまり低い解像度だと粗さが気になります。少なくともHD画質(1920 x 1080)は必要だと考えました。
放熱性が良さそうなこと
動作する際に発生する熱が十分に放熱されなければ、寿命が短くなり壊れやすくなります。長時間連続で使用するほど重要になります。
三脚に取り付けられる穴があること
意図する高さに映像を投影するには、高さを細かく調整できる必要があります。それを可能にするのがカメラ等で使用される三脚です。これを取り付けられる穴がプロジェクターにあれば、三脚に取り付ける台座を用意する必要もなく、台座に乗せるよりも安定性が上がります。
明確な保障(サポート)があること
高価なものより安価のものの方が壊れやすいでしょうから、なおさら保証やサポートが重要になります。明確な基準を設けて対応してくれるかどうかを、必ずチェックしておきます。
レビュー件数が多いこと
実際に使用している人の口コミは重要です。もしかしたら信頼できないレビューも混ざっているかもしれませんが、全くレビューがない・少なすぎるよりかは安心できるでしょう。
購入したプロジェクター
複数の商品を比較検討した結果、ELEPHA製のフルHD対応プロジェクターを購入しました。
開封すると、本体と付属品が見えます。
付属品は写真左から、リモコン・電源ケーブル・HDMIケーブル・ビデオケーブル・高さ調整ねじ・説明書です。なお、電源ケーブルおよびHDMIケーブルの長さは約1m程でした。
本体上面には、各種操作パネル・ピント調整用のフォーカスリング・台形補正(傾き補正)リングがあります。操作パネルは写真左から、カーソルキーおよび確定ボタン・前に戻るボタン・入力ソース切り替えボタン・メニューボタン・電源ボタンです。
本体裏面には、ネジ穴とスピーカーがあります。ネジ穴には三脚を取り付けることが可能です。
本体左側面には写真左から、ビデオ入力端子・音声出力端子・SDカードスロット・USBポート・HDMIポート・VGA(D-SUB)ポートです。また、ここの穴は排気口になっているようです。(吸気口は本体背面)
本体右側面には電源ポートがあります。
2.5m程離した所に設置して電源ON。
PCとHDMIで繋いで映してみました。全く問題無く、綺麗に映っています。
明るさ
昼間に薄いカーテンだけの明るさでも、それなりに映像を視認出来ました。ただ、やはり暗くした方が見やすいでしょう。
画質
PCとHDMIで接続した際、ホームページ内の小さな文字は読みにくかったですが、映画の字幕程度であれば全く問題ありませんでした。なお、Windowsタスクバー右端にある時計は、全く識別出来ませんでした。
ピント調整だけだと、どうしても端と中央の明瞭度を同じに出来なかったのですが、追加で傾き調整を行ったところ解消しました。ただ、若干傾いてしまうので本体自体の傾きを調整しました。
動作音
扇風機の風量を”中”にしたくらいの音です。近くにいると、静けさがある場合は気になるかもしれません。ただ、不快な音ではありませんので慣れます。どうしても気になるならヘッドフォンを使いましょう。
操作性
何も難しくはありません。リモコンは使用しておりませんのでノーコメントです。(特に不便は感じず)
一緒に・後で購入したもの
HDMIケーブル
ノートPCと繋ぐなら付属のケーブルで良いかもしれません。ただ、私の環境ではデスクトップPCと距離がありましたので、長めのHDMIケーブルを購入しました。
オーディオ延長ケーブル
本体にスピーカーが付いていますが、外部のスピーカーに繋いだ方が臨場感があります。そのスピーカーはプロジェクターから少し離して接続する為、長めのオーディオ延長ケーブルを購入しました。
電源延長ケーブル
付属の電源ケーブルは1mくらいしかありませんので、コンセントの近くに置けない場合は延長ケーブルが必要です。長めのものが良いでしょう。
まとめ
結論としては”大満足”です。安価に快適なシアター環境を作ることが出来、映像鑑賞を楽しめています。興味のある方はぜひ検討してみて下さい。