地元のローカルバスを使った”別府地獄めぐり”の方法と、2018年11月に実際に訪れて感じた各地獄の個人的感想(思い出)をまとめています。
追記:(2023/12月)亀の井バスのリンク・料金を修正しました。
ルートについて
血の池地獄・龍巻地獄に寄ってから鉄輪へ移動して、白池地獄・鬼山地獄・かまど地獄・海地獄・鬼石坊主地獄に寄ります。逆から回るルートもありますが、地獄の規模を考えると血の池地獄から見ることをお勧めします。
ルート詳細
別府駅―(亀の井バス 外廻り循環線(26))―血の池地獄前―(徒歩)―血の池地獄―(徒歩)―龍巻地獄―(徒歩)―血の池地獄前―(亀の井バス 外廻り循環線(26))―鉄輪―(徒歩)―白池地獄―(徒歩)―鬼山地獄―(徒歩)―かまど地獄―(徒歩)―鬼石坊主地獄―(徒歩)―海地獄―(徒歩)―鉄輪―(亀の井バス 外廻り循環線(26))―別府駅
バスについて
乗車するバスは「亀の井バス 外廻り循環線(26)」です。別府駅前~亀川駅前~地獄池前~鉄輪~別府駅前を循環しています。
バスの時刻・本数
全体時刻表の「亀の井バス 外廻り循環線(26)」を参照して下さい。
別府駅前のバス乗り場
別府駅東口を出て右方向へ歩いた所にあります。
「別府駅前(東口)」バス停時刻表・路線案内>べっぷぅ~に。別府のバスをご案内
血の池地獄前のバス乗り場
血の池地獄と龍巻地獄の間にあります。
「血の池地獄前」バス停時刻表・路線案内>べっぷぅ~に。別府のバスをご案内
鉄輪のバス乗り場
「鉄輪(亀の井バス)」バス停時刻表・路線案内>べっぷぅ~に。別府のバスをご案内
“みゆき坂”という坂の下にあります…と言っても分かりにくいので、Google Mapを参照して下さい。みゆき坂を登っていくと、各地獄に寄ることが出来ます。
バスの乗車料金と所要時間
亀の井バスでは、現金のほか、交通系ICカードが使用できます。
別府駅前~血の池地獄前
460円、25分程度
血の池地獄前~鉄輪
220円、7分程度
鉄輪~別府駅前
580円、30分程度
別府地獄めぐりの思い出
血の池地獄
まずは別府駅から血の池地獄へ。
その前に、併設されている食事処「極楽亭」で大分名物の団子汁を食べました。他には、同じく名物の”とり天”の他、お得なランチもありました。
食事を済ませ、血の池地獄の入口を入って受付で共通観覧券(2000円)を購入しました。全ての地獄を見て回るなら観覧券を買った方がお得ですので、必ず買いましょう。
参考:別府地獄めぐり 料金
購入の際、隣の龍巻地獄が湧き出るタイミングや帰りのバスの時間を教えてくれました。
血の池地獄は、売店の中を通り抜けて向かいます。売店を出るとすぐ目の前が目的地で、さほど広くはありません。近くには足湯もありました。
展望になっている所へ登ってみました。
某旅行ブログに、“時間が無い場合は、血の池地獄だけでも行ってけば別府を満喫出来るでしょう”と書かれていたこともあり、血の池地獄から優先して回ったのですが、ここよりも規模が大きい海地獄の方が、時間が無い場合における優先度は高いと思います。
龍巻地獄
龍巻地獄のお湯が湧き出るタイミングを見計らって、血の池地獄を出て駐車場を通り抜け、右方向へ少し歩きます。同じように、売店の中をチケットを見せて通り抜けます。
龍巻地獄も広くは無く、血の池地獄よりも狭いです。適当な場所に座って待っていると、案内のアナウンスがあった後に、勢いよくお湯が噴き上がります。
なお、龍巻地獄を正面から見る為のベンチがありますが、このベンチの数はそれほど多くないので、混みあう休日に行く場合、早めに移動しておくことをおすすめします。階段状になっている部分に座って見ることも出来るのですが、横から眺める位置となります。
血の池地獄から鉄輪へ
龍巻地獄を見た後は再度、血の池地獄の方へ歩き、その途中にあるバス停からバスに乗り、終点の鉄輪(かんなわ)で降ります。
バスを降りてから「みゆき坂」という上り坂を登っていきながら道なりに真っ直ぐ歩いていくと、道中にある残りの地獄(白池地獄、鬼山地獄、かまど地獄、海地獄・鬼石坊主地獄)に寄りことが出来ます。
白池地獄
みゆき坂を登り始めると、最初に白池地獄に辿り着きます。
白池地獄には青みがかった池が一つあります。展望はありませんが、池の周囲をぐるっと回って見ることが出来ます。
池から少し小道を歩くと魚の展示場へ辿り着きます。アマゾンに住む魚などが水槽の中で泳いでいます。
池よりも魚の展示を見る方に多くの時間を使いました。魚に興味が無ければ、展示場はスキップしても良いかもしれません。
鬼山地獄
白池地獄を出て坂を登っていくと、次は鬼山地獄に辿り着きます。
入場して真っすぐ歩くと鬼が鎮座しています。
これまで見てきた所と同様に地獄はありますが、ごく普通の無色で特別感はありません。
ここのメインは、温泉で飼われているワニです。細かく区画割りされたスペースが沢山あって、それぞれにワニが飼われていました。
そのうち1つは、多数のワニが密集していました。
近くで見ると中々迫力があります。至近距離で多くのワニを見られる機会もあまりないと思いますので、ワニが怖くなければ見ておきましょう。
かまど地獄
鬼山地獄を出て坂を登っていくと、かまど地獄に辿り着きます。
ここにも鬼の像があります。
鬼山地獄には小さな地獄が複数あり、ここだけでも一応”地獄めぐり”になります。
鬼山地獄は、見どころが多くて一本道で広さもあまり無い為、平日でも人の密集具合は高いものでした。また、海外の集団グループの賑やかさが目立っていました。
足湯もありましたが、かなりの混雑度だったので、入るのは引けました。足湯をするなら人が少なめな血の池地獄の方が良いかもしれません。
山地獄
かまど地獄を出て坂を登っていくと、山地獄に辿り着きます。ただし、ここは共通観覧券に含まれておらず、別途料金が必要でしたので、私は寄らずに通り過ぎました。小さな動植物園があるようです。
鬼石坊主地獄
山地獄を通り過ぎて坂を登っていくと、海地獄・鬼石坊主地獄に辿り着きます。ここは短い距離で隣り合っていますが、最後にゆっくり土産を見たいなら海地獄は後にしましょう。
まずは鬼石坊主地獄から。ボコボコと湧き出る灰色の泥沼が坊主の頭に見えることから”鬼石坊主地獄”と呼ばれるそう。これが見られる箇所が2つくらいありました。
立ち寄りませんでしたが、足湯が出来る場所と温泉もあります。鬼石坊主地獄は広くて人も多すぎず、ゆっくりと見て回ることが出来ました。
海地獄
海地獄は全ての地獄の中で、最も広くて多くの人で賑わっていたと思います。
地獄は綺麗な青色で、大きくて見ごたえがあります。
血の池地獄と同様に展望に登ってみました。
温室が併設されており、オオオニバス・ハスを始めとした様々な植物を見ることが出来ました。
海地獄には足湯や飲食店もあるので、最低限の時間で別府の地獄を観光したいなら、海地獄に行きましょう。別府駅からのバスも、血の池地獄へ行くバスより多いです。
鉄輪から別府駅へ
全ての地獄を見て回ったら、登ってきた坂を下って鉄輪のバス乗り場へ。ここから亀の井バスで別府駅へ戻りました。
別府地獄めぐりを終えて
各地獄間で規模の差はあれど、総じて全て巡って良かったと感じています。平日でも観光客が十分に多かったので、なおさら休日では無くて良かったと思いました。
全ての地獄を巡るのに、大体2時間半くらいかかりました。血の池地獄では30分程食事をしていたので、各所の平均滞在時間は17分程度です。定点に長く立ち止まらず、足湯に入らず、ゆっくり売店でお土産を吟味しなければ、これくらいの時間で回れます。ただ、少し駆け足な感じでもありました。
のんびり巡るなら、この倍以上の時間を確保しておきましょう。ただし、冬季は日が落ちるのが早いので、午前と午後に分けて巡るのが良いかもしれません。