これまで、九州地方は未踏の地であった私が、「短い期間で出来るだけ多くの名所を観光したい」という理由で旅行を計画し、3泊4日という期間で別府・博多・太宰府・天神・長崎・端島・佐世保を巡ってきました。
毎日の移動に2~4時間かけるなど少々ハードな旅でしたが、とても満足度の高い旅になったと感じています。
“九州地方”という広い範囲で旅行を検討している方へ、この旅行記が参考になれば幸いです。
※2018年11月末時点の情報ですので、内容が古くなっている場合があります。最新の情報も取集するよう努めて下さい。
全旅程
全日程に置いて、中心街に近い場所にある宿泊施設を拠点とし、主に公共交通機関を使って移動します。また、食事では地元の名物料理を堪能します。
1日目
内容
別府で地獄めぐり、団子汁・とり天を食べる
宿泊場所
別府駅付近(徒歩10分)
移動ルート
小倉駅―別府駅―ホテル[荷物預け]―別府駅―血の池地獄[昼食]・龍巻地獄―白池地獄・鬼山地獄・かまど地獄・海地獄・鬼石坊主地獄―別府駅[夕食]―ホテル
2日目
内容
太宰府天満宮へ参拝、博多ラーメン・水炊きを食べる
宿泊場所
博多駅からJR3駅分の南福岡駅付近(徒歩5分)
移動ルート
ホテル―別府駅―博多駅―南福岡駅―ホテル[荷物預け]―雑餉隈駅―西鉄福岡駅(天神駅)―”鳳凛”[昼食]―西鉄福岡駅(天神駅)―太宰府駅―太宰府天満宮―太宰府駅―博多駅―中洲川端駅[夕食]―博多駅―南福岡駅―ホテル
3日目
内容
大浦天主堂を見学、軍艦島ツアーに参加、茶碗蒸し・ちゃんぽんを食べる
宿泊場所
佐世保駅前(徒歩3分)
移動ルート
ホテル―南福岡駅―博多駅―長崎駅[荷物預け]―浜町”吉宗”[昼飯]―大浦天主堂―クルーズ乗り場―軍艦島―高島―クルーズ乗り場―長崎駅[荷物引取]―佐世保駅 “香蘭”[夕飯]―ホテル
4日目
内容
海上自衛隊基地で艦艇を見学、佐世保軍港クルーズに参加、佐世保バーガを食べる
移動ルート
ホテル[荷物預け]―佐世保駅―海上自衛隊基地―新みなとターミナル―佐世保湾内―新みなとターミナル―上京町[昼飯]―ホテル[荷物引取]―佐世保駅―博多駅
長距離かつ過密スケジュールな旅における心構え
身軽になって移動する
全旅程において、各地に到着してから真っ先に荷物を預けています。
重い荷物を持って移動するのは無駄に体力を消耗するため、最低限必要な荷物のみ手元に残し、残りは安全な場所へ預けてから観光地へ赴くことを推奨します。
一般的なホテルでは特別な理由が無い限り、チェックイン前から・チェックアウト後も荷物を預かってくれます。心配な場合は、事前に問い合わせておきましょう。
コインロッカーを使う場合は、空き率の高い朝早めに赴くことが重要となります。
宿に早めに戻って休む
一日を目一杯楽しみたい気持ちはあるでしょうが、次の日も朝から行動を開始します。十分な睡眠時間を確保するには、早めに寝るしかありません。
日常とは違う環境で、すぐには寝付けない事もあるかもしれませんが、目を閉じて静かにしているだけでも休むことは出来ます。
普段から夜更かししていると、早い時間に寝られない可能性もありますので、旅行出発前から生活リズムを整えておきます。
不必要に移動手段・経路を変えない
土地勘の無い場所で、事前に調べておいた移動手段や経路を場当たり的に変えようとすると、大抵迷ったり間違えたりします。
私の場合、電車で移動する予定だったのが、直前になって「バスなら安く早く移動できるようだ」と知って行動したものの、焦って迷った挙句に到着地が目的地より遠くなってしまう事を乗車切符を買ってから気付き、無駄に時間と体力を消耗してしまいました。
確実で間違いのない行動を取りましょう。
出発前の準備
列車の予約
列車を事前に予約しておくべき理由は下記3つです。
- 早割によって大きな割引を受けることができる
- 電車に乗る前に切符を買う手間を省くことができる
- 指定席を確保しやすい
予約方法
JR九州の列車予約サービスを利用します。詳しい利用方法は割愛しますが、会員登録して希望の列車を選択し、支払いを済ませると予約が確定します。
切符には種類がいくつかありますが、出来るだけ割引額が大きい切符を選びましょう。
なお、クレジットカードで支払う方法が、予約も受け取りも一番楽です。
宿の予約
落ち着ついて十分に休む場所を確実に確保する為にも、宿も事前予約しておきます。お気に入りの予約サービスがあるのなら、それを利用するのも良いでしょう。
私の場合は、楽天トラベルを利用しています。楽天に登録しているなら、予約も簡単でポイントも貯まるのでオススメです。
ツアー・クルーズ船の予約
軍艦島ツアーと佐世保軍港クルーズの予約をしておきます。
軍艦島ツアーは、天候等の諸般の事情によっては出航できないか、出航できても上陸出来ない場合があります。運航社が異なるツアーがいくつかありますが、私はシーマン商会を利用しました。予約は、ウェブサイトから申し込みます。
佐世保軍港クルーズは、予約無しでも空きがあればチケットを買えることもあるそうですが、確実に参加するなら予約しておきましょう。予約は、佐世保観光情報センターへ電話を掛けます。
~海軍さんの港まち~ SASEBO軍港クルーズ(常設運航)|特選の旅|佐世保・小値賀「海風の国観光圏」
九州1日目:大分県(別府)
こんにちは九州。小倉駅での切符の受け取り
ルート:(新幹線)―小倉駅
まずは新幹線で小倉駅まで移動します。午前10時過ぎ頃に着きました。小倉駅に着いたら、事前にネット予約した切符を受け取りにいきます。受取方法は下記2つです。
- 自動発券機を利用する
- “みどりの窓口”を利用する
“みどりの窓口”は大抵多くの人が並んでおり、待ち時間が長いので、自動発券機を利用することにしました。
自動発券機での受取は、クレジットカード払いであれば
- “ネットで予約した切符の受け取り”を押す
- 決済に使用したクレジットカードを入れる
- 登録した電話番号の下4桁を入力する
たったのこれだけ。複数の切符を予約している場合、まとめて受け取ることも出来ます。
私は新幹線改札を出てすぐの場所にあった自動発券機を利用しましたが、何度やっても切符を受け取る事が出来ず…駅員さんに聞いてみると
「ここでは出来ないので、あちらで~」
と、別の場所の自動発券機を案内され、向かった場所は”みどりの窓口”すぐそばの自動発券機でした。ここで無事に切符を受け取る事が出来ました。
予約した切符を自動発券機で受け取る場合は、”みどりの窓口”の近くにある自動発券機を使いましょう。
特急へ乗り換えて別府へ
ルート:小倉駅―(特急ソニック 大分行)―別府
切符を受け取ったら、特急ソニックに乗り換えて別府に向かいます。特急ソニックは”青いソニック”と”白いソニック”があるようですが、この日に乗ったソニックは前者でした。
平日午前中にもかかわらず指定席の車両は満席。サラリーマンと観光客が半々くらいだったと思います。
この列車は、博多から小倉までの区間と小倉から大分方面の区間では、列車の進行方法が逆になる為、小倉駅停車中に乗客自らが座席を回転させます。
別府駅には、正午少し前に到着しました。別府駅を東側に出ると”手湯”があります。
まず、この日に宿泊する「別府温泉 ホテル エール」へ別府駅から10分程歩いて赴き、フロントで手続きを済ませて荷物を預けてから、再度別府駅へ戻りました。
別府地獄めぐり
ルート:別府駅―(タクシー)―血の池地獄[昼食]―(徒歩)―龍巻地獄―(亀の井バス)―鉄輪―(徒歩)―白池地獄―(徒歩)―鬼山地獄―(徒歩)―かまど地獄―(徒歩)―海地獄・鬼石坊主地獄―(徒歩)―鉄輪―(亀の井バス)―別府駅
別府地獄めぐりはバスで回る事が出来ます。
別府駅からもバスを利用するつもりでしたが、事前調査不足で暫く迷ってしまい、時間も勿体なかったのと空腹が限界だったので、タクシーを利用して血の池地獄まで移動しました。移動時間は約15分くらいで、乗車料金は2000円程でした。
まずは併設されている食事処「極楽亭」に入り、大分名物の団子汁を注文。
食事を済ませ、血の池地獄の入口で共通観覧券(2000円)を購入して入場しました。
血の池地獄の駐車場を出て右方向へ少し歩いて龍巻地獄へ。20分ほど待って、お湯が噴き出るる様子を見ることが出来ました。
龍巻地獄を見た後は、亀の井バスで鉄輪(かんなわ)へ。
「みゆき坂」という坂を登っていきながら道なりに真っ直ぐ歩き、白池地獄、鬼山地獄、かまど地獄、海地獄・鬼石坊主地獄に寄りました。
全ての地獄を見て回った後は鉄輪のバス乗り場へ戻り、亀の井バスで別府駅へ。
各所に長く滞在しなかったので、別府地獄めぐりは2時間半程で終えてしまい、暫く駅構内の店を見て回り、お土産等を買いました。
夕飯は、別府駅中の「豊後茶屋」で、大分名物の”とり天”を注文。”かぼすぽん酢”に付けると、とてもさっぱりした風味で、いくつでもパクパクと食べられる美味しさでした。
夕飯を食べた後は、この日の宿泊場所である「別府温泉 ホテル エール」へ戻り、屋上露天風呂を堪能して、広く綺麗な快適な部屋で眠りにつき、別府観光の1日が終わりました。
補足
バスを利用した別府地獄めぐりについては、別記事にまとめていますので、宜しければご覧下さい。
九州2日目:福岡県(博多)
別府から博多へ
ルート:ホテル―(徒歩)―別府駅―(特急ソニック 博多行)―博多駅―(JR鹿児島本線)―南福岡駅―(徒歩)―ホテル[荷物預け]
「別府温泉 ホテル エール」の朝食は、とても健康的で美味しかったです。
チェックアウトを済ませて別府駅へ徒歩で移動し、別府駅から9時過ぎの博多行の特急ソニックに乗りました。
この日は”白いソニック”がやってきました。次の日に気づいたのですが、”特急かもめ”も同じ車両です。
博多まで2時間以上かかるのでグリーン車の席を取りましたが、とても快適でした。前日と同じように、小倉駅で列車の進行方向が変わるので、小倉駅停車中に座席を回転させました。
博多駅に着いたら、この日に宿泊する「萃豊閣ホテル(南福岡グリーンホテル新館)」へ向かうべくJR鹿児島本線に乗り、駅3つ先の南福岡駅で降りました。
南福岡駅は駅構内にスーパー、駅前にコンビニがあるので、買い出しする際に便利です。宿泊予定のホテルでは朝食が無かったので、ここで次の日の朝食を買っておきました。
博多ラーメンを食す
ルート:ホテル―(徒歩)―雑餉隈駅―(西鉄 天神大牟田線)―西鉄福岡駅(天神駅)―(徒歩)―鳳凛[昼飯]―(徒歩)―西鉄福岡駅(天神駅)
ホテルのフロントで手続きを済ませて荷物を預けた頃、時間は丁度正午頃でした。まずは昼飯を食べるべく、徒歩で雑餉隈駅(ざっしょのくまえき)へ。
ここから西鉄に乗って西鉄福岡駅(天神駅)で降り、徒歩10分程で目的地に到着です。
博多に来たからには博多ラーメンが食べたいな…と思って探して選んだのが、「鳳凛(ほうりん)」です。とんこつラーメンの中に唐辛子が入っているのが特徴です。
とんこつ臭が無く、全体的にあっさりした美味しいラーメンでした。麺は”カタ”にしましたが、細麺でしたので固さはあまり感じず、丁度良い具合でした。
ラーメンを食べた後は、歩いて西鉄福岡駅(天神駅)へ戻ります。
太宰府天満宮への参拝
ルート:鳳凛―(徒歩)―西鉄福岡駅(天神駅)―(西鉄 天神大牟田線)―西鉄二日市駅―(西鉄 太宰府線)―太宰府駅―(徒歩)―太宰府天満宮
天神駅から西鉄に乗って太宰府を目指します。途中、二日市駅で乗り換えて、大体30分くらいで到着しました。
学問の神様が祀られているというだけあって学生の姿も多く、平日にもかかわらず多くの人で賑わっていました。
太宰府天満宮へ来たら食べておきたい、梅ヶ枝餅(うめがえもち)。そこらじゅうの売店で売っていますが、出来立て熱々を買える所が良いでしょう。
訪れたのが11月下旬という事もあり、程よく紅葉していました。
太宰府天満宮のすぐ近くには”九州国立博物館”がありますので、時間の余裕と催し物に興味があれば寄っても良いでしょう。私は今回寄らずに帰路に着きました。
水炊きを食す
太宰府―(徒歩)―太宰府駅―(太宰府ライナーバス 福岡空港国際線)―博多駅―(空港線)―中洲川端駅―(徒歩)―とり田[夕食]―(徒歩)―中洲川端駅―(空港線)―博多駅―(JR鹿児島本線)―南福岡駅―(徒歩)―ホテル
太宰府天満宮で参拝を終えたら博多方面へ戻ります。帰りは電車ではなく、バスを利用しました。バス停は太宰府駅前にあります。
“太宰府ライナーバス”という西鉄バスで、博多と太宰府を繋いでいます。交通系ICカードも使用可能です。ただ、とても混みあうので、並んだとしても次に来たバスに乗れない可能性もあります。
大体1時間かからないくらいで博多駅へ到着しました。ここから、夕飯を食べる店がある中洲川端駅へ地下鉄の空港線に乗って向かいました。
中洲川端駅から徒歩3分程歩き、水炊きが食べられる「とり田」に到着です。
入ってすぐに予約名を聞かれたものの、予約した上で訪れるべきであることを全く想定しておらず、ダメもとで聞いてみると「90分後までに退店するなら可」と言われたので、それなら十分だと判断して入店しました。
とり田に行く場合は、予約をしていきましょう。
しかし、席に案内されて待つも、一向に水やお茶を持ってくることも注文を取りに来ることもなく…予約無しだからなのか、元々こういうシステムなのかは分かりませんが、声をかけて店員を呼び、水炊き1人前を注文しました。
野菜を食べるとき以外は、基本的に全て店員さんがやってくれました。最後に〆の雑炊かラーメンについて聞かれて、流れで雑炊を選びましたが、これは水炊き単品の注文に含まれておらず、別注文になっていた事に会計時に気づきました…。(完全に自分の確認不足です)
そそくさと食べ終えてからホテルへ戻りました。
「萃豊閣ホテル(南福岡グリーンホテル新館)」は、ごく普通のビジネスホテルといった感じでしたが、すぐ隣にある温泉(23時まで)に無料で入る事が出来たのが良かったです。
こうして、博多での1日が終わりました。
九州3日目:長崎県(長崎)
博多から長崎へ
ルート:ホテル―(徒歩)―南福岡駅―(西鉄 鹿児島本線)―博多駅―(特急かもめ 長崎行)―長崎駅[荷物預け]
午前7時頃にホテルをチェックアウトし、南福岡駅から博多駅へ。博多駅からは、午前8時前発の特急かもめに乗って長崎へ向かいました。
昨日、特急ソニックとして乗った時と同じ車両です。この日もグリーン車だったので、当然同じ座席でした。
長崎駅までは2時間程です。途中、窓から有明海を見られました。
車窓から有明海を見たいなら進行方向左側席に座りましょう。(ただし、一人席です)
午前10時頃、長崎駅に到着。着いてから真っ先にすべきことはロッカーの確保でした。運よく改札目の前のロッカーに空きを発見。しかし、ロックレバーの立て付けが悪く、係員の方に手伝って頂きました。
美味しい茶碗蒸しを食す
ルート:長崎駅―(長崎電軌 崇福寺行)―西浜町駅―(徒歩)―吉宗[昼食]
少し早いですが、昼食を取る場所へ向かいます。
長崎と言えば”ちゃんぽん”ですが、これは夕食に食べるつもりでいましたので、昼は何か別の物を食べようと調べていたところ、美味しい茶碗蒸しを食べられる店を見つけ、そこに決定しました。
長崎では路面電車が走っており、運行は大体5分間隔で、移動距離に関わらず大人120円(長崎スマートカードまたは現金)で乗る事が出来ます。
グラバー園方面の列車に乗りって西浜町駅で降り、暫く歩いて目的地である「吉宗(きっそう)」に到着しました。
着いた時は開店30分前で、先客は1人も居ませんでしたが、20分くらい前から徐々に人が並び始め、開店時間の11時には長蛇の列となっていました。
吉宗で待ち時間を短縮したいなら、開店前早めに到着しておくべきです。
開店と同時に入店し、2階の座席に案内され、少し迷ったあげく”吉宗定食”を注文。
茶碗蒸しは熱いので、勢いよく食べると火傷します。(火傷しそうになりました)
美味しい茶碗蒸しを堪能したら、店を出て徒歩で南方向へ歩きます。
大浦天主堂の拝観
ルート:吉宗―(徒歩)―大浦天主堂
大浦天主堂に行くまでに、長崎新地中華街を通りましたが、事前に調べた通り規模は大きいものではありませんでした。
中華街を抜けて道なりに真っ直ぐ進み、グラバー通りを登ります。
大浦天主堂前の受付でチケット(1000円)を買って入場しました。なお、撮影は禁止とのことで、堂内の写真はありません。
大浦天主堂には他の施設も併設されており、中は資料館のようになっています。この後の予定を考えて時間を調整しながら各所を移動しました。
船で軍艦島へ
ルート:大浦天主堂―(徒歩)―シーマン商会 軍艦島ツアー乗り場―(船)―軍艦島―(船)―高島―(船)―シーマン商会 軍艦島ツアー乗り場
13時受付開始の軍港クルーズに参加すべく、10分程かけて徒歩で港まで移動。
予約したシーマン商会のクルーズ乗り場へ着きました。近くの別の桟橋からは、他の軍艦島ツアーの船も出ています。
船に乗って受付を済ませ、船内席に着席しました。
定刻になって出発すると、航路途中に存在する様々な観光スポットを説明しながら、船は軍艦島へ向かいます。
軍艦島へ近づくと、決められた時間内だけ船上へ上がることが出来ました。
なお、私が訪れた時は「直近の台風の影響で見学施設に損壊が出た」という理由で、上陸は出来ませんでしたが、実際に現地に赴いて見られたのは十分良い体験になったと思います。
軍艦島を周遊した後は高島へ向かい、上陸して模型や資料館を観覧。
帰りは船外席(屋根あり)に座って高島を出発し、最初にクルーズ船に乗った乗り場へ戻りました。
降りてから時刻を確認すると15時半を過ぎた頃で、大体2時間くらい経っていました。この後、本日宿泊するホテルがある佐世保へ向かうべく、まずは長崎駅へ戻ろうとしたのですが…
補足
シーマン商会の軍港ツアーについては、別記事にまとめていますので、宜しければご覧下さい。
長崎から佐世保へ
ルート:シーマン商会 軍艦島ツアー乗り場―(徒歩)―出島駅―(長崎電軌 赤迫行)―長崎駅[荷物引取]―(快速シーサイドライナー 佐世保行)
ルートには記載していないのですが、実は長崎駅へ向かう前に、大浦天主堂近くの展望台に寄る事を忘れていたことに気づき、そこへ寄り道しました。
ただ、目的地までの道は狭くて坂の傾斜が非常に大きく、展望台も期待したほどの景観ではありませんでした。
無駄に時間と体力を消耗して、徒歩と路面電車で長崎駅へ。
長崎駅へ着き、ロッカーから荷物を引き取って周辺をウロウロしていると、佐世保方面へ行くバスがある事に気づきました。
重い荷物を持って長崎駅前の歩道橋を上り下りしながら、バスが出ている県営バスターミナルへ行って切符を買うも、バスは丁度17時の便を出たところで30分待ち。
しかも、佐世保の到着場所がホテルより随分と北であることに気づき、払い戻しをお願いして長崎駅へ戻り、結局元々調べておいた17時半頃発の快速シーサイドライナーに乗りました。
長崎駅から佐世保駅までは2時間近くかかります。途中、車掌さんが切符の拝見に来た時に困った事になりました。私は長崎駅をICカードで入場したので、切符を持っていなかったのです。
車掌さんの説明では「佐世保駅はICカードが使えない」とのことで、その場で乗車賃を払い、清算証明書と入場証明書を貰いました。
佐世保駅で降りる場合は、乗車駅でICカードが使えても切符で通りましょう。
佐世保駅の窓口で清算証明書を渡して改札を通りました。ICカードは長崎から入場したままの状態になっていますが、この解除作業は佐世保駅では出来ない為、明日の博多駅でお願いすることにしました。
ちゃんぽんを食す
ルート:佐世保駅―(徒歩)―香蘭[夕飯]―(徒歩)―ホテル
昼を食べた11時から8時間が経過して空腹も限界に近い中、ちゃんぽんを食べる為に佐世保駅前にある「香蘭(こうらん)」へ。
すぐ対面にも、ちゃんぽんを出すお店がありますが、「牡蠣入り」に惹かれました。
営業時間が19:30までだったので、ギリギリでした。
食べた後は、本日宿泊する「佐世保ターミナルホテル」へ。駅から徒歩3分くらいで料金も安いホテルですが、少々清潔感に欠けるところがありました。「”個室で寝られる”という条件さえ満たす事が出来れば良い」という方以外、あまりオススメ出来ないかもしれません。
九州4日目:長崎県(佐世保)
海上自衛隊基地見学
ルート:ホテル[荷物預け]ー(徒歩)―佐世保駅―(徒歩)―海上自衛隊基地
ホテルで朝食を済ませて9時頃にチェックアウトし、荷物の預かりをお願いして、まずは佐世保駅構内の佐世保観光情報センターで佐世保軍港クルーズのチケットを受け取りに。
その後、駅を出て徒歩で基地まで移動しました。
入口の受付で身分証明書を掲示、自身の情報を記帳して、受け取った許可証を首から下げて入場します。
少し歩くと艦艇が停泊している場所に辿り着きます。この日は”はるさめ”が見学可能な艦艇として公開されていました。
頃合いを見て基地見学を終え、この後の軍港クルーズに参加すべく、徒歩で新みなとターミナルを目指しました。
補足
佐世保の海上自衛隊基地見学については、別記事にまとめていますので、宜しければご覧下さい。
佐世保軍港クルーズ
ルート:海上自衛隊基地―(徒歩)―新みなとターミナル―(船)―佐世保湾内―(船)―新みなとターミナル
佐世保軍港クルーズでは”着席場所が重要”との情報を得ていたので、受け付け開始30分前の10:30頃に着きましたが、既に先客が1組いらっしゃいました。
一番良い席には座れませんでしたが、それでも最前列。十分です。
時間になって出航すると、すぐに沢山の艦艇が停泊している場所に出ます。
艦艇以外にも、佐世保港沿いにある様々な施設を見ることが出来ました。
朝一で立ち寄った海上自衛隊基地にも寄ります。この時は、非常に艦艇の近くまで寄ってくれました。
計1時間程度の佐世保軍港クルーズが終わり、新みなとターミナルへ戻りました。
補足
佐世保軍港クルーズについては、別記事にまとめていますので、宜しければご覧下さい。
佐世保バーガーを食す
ルート:新みなとターミナル―(徒歩)―ビッグマン上京町本店[昼飯]
時刻は12:30頃、昼食を取るために徒歩で移動。目的地は佐世保バーガーが食べられるビッグマン上京町本店です。
店内は狭く混みあっていたので、持ち帰りを選択しました。ただ、休日の昼時というのもあり、受け取るまでに20分くらい待った気がします。ちなみに、持ち帰り専門の支店が近くにあります。(注文した後になって気づきました…)
来た道を徒歩で戻り、佐世保湾を見ながら食べ、残り少ない観光気分を楽しみました。
さようなら九州。佐世保から博多へ
ルート:新みなとターミナル―(徒歩)―ホテル―(徒歩)―佐世保駅―(特急みどり 博多行)―博多駅
名残惜しいですが、帰りの新幹線に乗り遅れては困るので、ホテルで荷物を引き取って佐世保駅へ。
15時前に佐世保発の特急みどりに乗りました。
進行方向左側席(一人席)に座ると、佐賀県に入って暫く経った頃に”吉野ケ里遺跡”を車窓から数秒見ることが出来ます。(写真撮り忘れました)
約2時間後に博多駅に到着し、土産を買って回り、新幹線で帰路に就きました。
旅を終えて
列車による長距離移動が多かったですが、もともと電車旅が好きな私には全く苦ではなく、早割を利用してお得に快適なグリーン車に乗ったことは、非常に快適なひと時でもありました。また、県内ではローカルなバスや路面電車も乗り、その土地の人々の生活に溶け込んだ雰囲気を感じることが出来ました。
観光スポットについては時間の都合上、近場で1つか2つ程度しか立ち寄れませんでしたが、迷った上で厳選しただけあって、全て訪れて良かったと満足できる場所でした。気になっていたものの行けなかった所は、またいつか九州へ訪れる機会があれば、ルートに組み込むことを検討したいと思っています。