「千葉県といえば、学生時代に浦安(のTDL)に行ったくらいだな…」ということで、旅行の計画を立てることになりました。
9月ということで時期的に外は暑いため、屋内の観光施設を探すも、中々見つけられない中、トロッコ列車なるものを見つけました。風を感じることが出来そう、山の区間は特に涼しそうです。
また、千葉駅からそれほど遠くない所に面白そうな美術館があったので、そちらも旅程に追加。
当初はトロッコ列車に乗って、美術館に寄ってこれればいいかなと考えていたものの、直前になってTGS(東京ゲームショウ)が幕張メッセで開催されることを知って、そちらも急遽予定に組み込みました。
1日目:名古屋→千葉
前日入りしたかったので、仕事を終えてすぐに新幹線に乗車しました。18時半頃発の東海道新幹線のぞみ号で東京駅まで移動し、総武線快速千葉行きに乗り換え、21時頃に千葉駅に到着しました。
1日目の宿泊施設は、千葉駅近くの「ベッセルイン千葉駅前」です。当初はここに2連泊しようかと思っていましたが、休日の宿泊料金が平日の倍くらいの設定だったので、1泊だけにしておきました。
大浴場があったので、利用してから就寝。
2日目:里山トロッコ列車
少々寝坊して起床、バイキングの朝食を10分くらいで終えてから急いで支度をして、荷物を預けて出発しました。
まずは千葉駅へ。
内房線に乗って五井駅へ。
ここは小湊鉄道の里山トロッコ列車の始発駅です。
トロッコ列車の終着駅である養老渓谷駅までの乗車券を買ってホームへ移動しました。(小湊鉄道の終点は養老渓谷駅の1つ先の上総中野駅です)
レトロなデザインの列車が入線していました。なお、トロッコ列車というものは、過去に職場の旅行で嵯峨野観光鉄道でも乗ったことがあります。
私は事前に席を予約しておきましたが、人気ある窓無しではなく窓付きの車両だった為か、私以外には1組しか予約が入っていませんでした。ただ、窓付きといっても、窓は半分くらいまで開けられますし、万一天候が悪くとも窓を閉めれば濡れることはありません。
トロッコ列車に乗るには、乗車券のほかに整理券も購入する必要があります。
出発時、ホームから鉄道関係者の方々が手を振って見送って下さいました。また、この列車に乗っている間、沿線から沢山の地元の方が手を振って下さり、地域で愛されているのだなと感じました。
いくつかの駅は列車交換が可能で、反対方向からの列車がやってきます。
景色は長閑(のどか)で癒されます。街中を高速で移動する電車は便利ですが、あまり乗っていて楽しいとは思いません。
なお、トロッコ列車は遅い(時速30km程度である)上に、かなりガタゴトと揺れます。
趣のある駅舎が多く、中には開業から100年くらい経っている駅もあるそうです。
1つ目の停車駅である上総牛久駅では15分くらい停車しました。列車にはトイレが無いので、この駅のトイレを利用します。また、地元の方が饅頭やコロッケを販売していました。
列車が出発して再び走り続けました。
暫くすると次の停車駅の里見駅に到着、ここでは小さな店が出ていました。勿論トイレもあります。
ここでも15くらい停車した後で発車し、本格的に山の中へ入っていきました。
出発から約2時間半くらいかけて、11時半頃に終点の養老渓谷駅に到着しました。
養老渓谷では、近場の観光スポットでも行こうかと考えていました。
丁度、駅前から滝がある方面へ行くらしいバスが発車しようとしており、乗車しようか迷いましたが、後で養老渓谷駅から乗る列車に間に合うように戻ってこれるか分からなかったのでやめておきました。
観光案内看板を見ると、見応えありそうな赤い大きな橋でも徒歩30分かかることが分かり、そこは断念し、代わりにすぐ近くにあるらしい小さな滝を見に行ってみることに。
橋の上から確かに遠くに滝が見えます。ただ、近くまで行ける道は無いようです。
それっぽい道の入口は見付けましたが、ロープで封鎖されていたので諦めて駅へ引き返ました。
駅に戻った時、駅前にレンタサイクルがあることに気付いたのですが、まだ暑い季節だったので利用する気にならず。もう少し涼しい季節であれば利用していたかもしれません。
駅前の出店でジェラートの試食を貰い、美味しかったので買って食べながら暫く休憩していました。
12時半頃の上総中野駅行き列車に乗車。本来のスケジュールでは14時半頃の列車に乗る予定でしたが、他に行く所も無かったので予定を早めています。
一駅だったので、すぐに到着しました。小湊鉄道はここまで、ここからはいすみ鉄道に乗り換えになります。
10分くらい経って、大原駅行きの一両のワンマン列車がやってきました。
トロッコ列車ではない普通の車両ですが、長閑な地帯を走るので、景色はそれなりに楽しめました。特に桜や菜の花が咲く春の季節がおすすめらしいです。
1時間くらい乗って、終点の大原駅に到着しました。トロッコ列車の始発駅として利用した五井駅から、房総半島を西から東へ横断したことになります。
大原駅からは、外房線に乗って千葉駅へ戻りました。
1日目に宿泊した「ベッセルイン千葉駅前」へ荷物を引き取りに行き、そこから3分ほど歩いて2日目の宿泊施設である「東横INN千葉駅東口」へ。
ここは連休の休日であっても7000円代という良心的な価格でした。
しかし、16時前頃にチェックインしようとしたところ、「会員ではない場合は16時からのチェックインとなる」とフロントで告げられ、会員になるには別途費用がかかるということで、暫くロビーで待っていました。
チェックインしてから一休みし、夕飯を食べに千葉駅のペリエ千葉へ。ここは駅直結のショッピングセンターです。
予め調べた際に、お茶漬け屋が気になっていたものの、改札内にあるということに気付き、仕方なく別の店へ。
千葉名物でも何でも無いですが、うどんにしておきました。
食べた後は直ぐに宿へ戻り、部屋に備え付けのユニットバスでシャワーを浴びてから就寝。2日目は終わりました。
3日目:ホキ美術館・幕張メッセ→名古屋
朝食はロビーで用意されたバイキング。容器に詰めて部屋に持ち帰っても良いとのことで、そのようにしてみました。
荷物をまとめてからチェックアウト、ロビーに荷物を預けて出発。
千葉駅から外房線に乗車。
土気(とけ)駅で下車、ここからバスに乗り換えです。
あすみが丘東4丁目という所で降車して少し歩くと、ホキ美術館があります。
開館まで30分くらいあり、外でボーっとして待っていました。
開館と同時に入館。予約制だったので、予め予約しておきました。過去に、現地へ行ったものの予約しておらず入れなかった…ということを経験してから、事前に入念に調べるようにしています。
館内は撮影禁止なので写真は無しですが、入館料は少し高いものの、展示作品は結構面白かったです。
ここは写実絵画専門の美術館らしいのですが、特定のフェティシズムが見受けられるような、人をモデルとした作品も多かったので、そういうのが好きな人は美術に興味が無くとも楽しめるかもしれません。
1時間かからないくらいでサクッとみて回り、土気駅行きのバス停へと戻りました。
土気駅から直接、次の目的地の最寄り駅である海浜幕張駅まで行くつもりでしたが、少し時間が早かったので、一旦千葉駅まで戻って昼食を摂りました。
行った店は、昨日に気になっていたものの行かなかった、改札内にある茶漬け屋です。
頼んだのは、アジのなめろう茶漬け。一応、なめろうは千葉の名物らしいです。
千葉駅からJRのみで海浜幕張駅まで行く場合は、まず内房線に乗ってから蘇我駅で京葉線に乗り換えることになりますが、内房線の本数が多くなく待ち時間が長かったので、モノレールに乗って千葉みなと駅へ行き、そこから京葉線に乗り換えました。
ちなみに、モノレールでは、主要な交通系ICカードが全て使えるわけではなく、地元のICカードで改札に引っかかり、すかさずApple PayのモバイルSuicaで入場しました。
暫く乗って、海浜幕張駅で下車。TGSの会場である幕張メッセまでのルートは知りませんでしたが、それらしき人達に付いていきました。
私は14時から入場出来る午後券を購入しており、到着したのは12時過ぎで、いまだ入場待ちの列も出来ていなかったので、入場待機列の先頭となりそうな所で待機していました。
この日は台風の影響で朝から雨が降ったり止んだりで、現地のスタッフの方が13時過ぎに午後入場の案内を始め、並び始めたくらいから雨が強くなっていました。
傘をさしていても容赦ない横降りの雨でびしょ濡れになりながら屋根のある場所まで列をなしてゾロゾロと移動し、14時になってようやく入場出来ました。
事前チケット予約制とはいえ、会場内は多くの人に賑わっており、人気メーカーの体験待ちの列は60~90分待ちが当たり前、しかしそれはまだ良い方で、私が目的としていたブースは「入場規制」となっており、列に並ぶことすら叶いませんでした。
会場はいくつかのホールに分かれており、その中には人が多くて入場出来ないホールもありました。
コロナ渦の影響で3年ぶりの開催でしたが、コロナ渦以前と同じ状況には戻っておらず、今後も暫く色々な規制がありそうです。
並ぶのも疲れるし、帰りの列車の時間もあったので、結局1時間くらい会場内をウロウロしてから駅まで戻って東京駅へ行き、新幹線で帰宅しました。
トロッコ列車はかなり楽しかったので、天気に恵まれた中で乗車出来て良かったと思っています。
TGSについては、午後券で入場したことを後悔しました。十分に楽しむなら1日券を買って、出来るだけ朝早くから行く必要があります。
次回は、香川県リベンジ観光の予定です。