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佐賀・長崎県旅行記

旅行

九州には過去に2回訪れており、「これで九州は一通り訪れることが出来たので、また機会があれば…」と書いていましたが、唯一まともに観光していない県がありました。

それは、帰りの列車の窓から観光スポットをチラッと眺めただけの佐賀県です。

そこで、開業したばかりの西九州新幹線の乗車も兼ねて、きちんと観光の旅程を立てて訪れることにしました。

また、せっかく九州に行くので、隣の県の長崎県で、前回立ち寄らなかったスポットも旅程に組み込みました。

1日目:名古屋→博多(福岡)

金曜の夜に仕事を終えて、東海道新幹線のぞみ号に乗車、終点の博多まで移動しました。

宿泊予定のホテルは博多駅から徒歩15分くらいの距離でしたが、夜も遅く、疲れていたので、バスで移動しようかとバスターミナルまで行ったものの、どれに乗ればいいのか全く分からず、結局タクシーに乗車しました。

1日目の宿泊施設は「ホテルルートイン博多駅南」。大浴場あり・朝食付きで6000円台とお値打ちでした。ただ、部屋は少し狭めで、年季を感じるホテルです。

2日目:博多(福岡)→佐賀

7時半頃に起床、身支度を整えてから朝食会場へ。

手早く食べ終え、8時過ぎにチェックアウトし、徒歩で博多駅まで移動しました。

9時前の特急リレーかもめ号に乗車。

降車駅は吉野ヶ里公園駅でしたが、リレーかもめ号は通過駅だった為、鳥栖駅で下車して、すぐに入線してきた佐賀方面の普通列車に乗り込みました。

しかし、ここで自分が博多から鳥栖までの乗車券しか買っていなかったことに気付き、運転手に事情を伝えたところ、「降りる駅は駅員が居ないから(不足分の運賃を)運賃箱に入れといて下さい」と言われ、そうすることに。

降車して改札口へ行くと、普通に駅員が居ました。もしかしたら平日は居ないのかもしれません。

不足運賃を払って出場、北側の階段を下りたところにコミュニティセンターがあり、ここに大きな荷物を預けました。

預かり料は200円で、17時までに引き取る必要があります。また、レンタサイクルを借りることも出来ます。

田んぼに挟まれた道を歩いて15分、最初の目的地である吉野ヶ里歴史公園へ到着しました。レンタサイクルだと5分くらいでたどり着けるでしょう。

入場料を払って入園、園内は結構広く、全てをじっくり見て回ると、数時間かかりそうです。

各所に竪穴式住居が建造されていて、住居の中に入れます。

ただ、入るには腰をかがめる必要があるので、そのような動作を連続で続けていると、腰への負担が結構あります。

ボランティアの人が各所に居て、話を聞くことも出来るようです。ただ、捕まると長そうなので、スケジュールが詰まっていた私は1人で見て回っていました。

体験ゾーンでは土器造り?などが体験出来るようです。

入園してから1時間くらいで退園して駅へ戻りました。

普通列車に乗って佐賀駅へ。

向かいのホームに、ラッピング車両が停車していました。佐賀と、ゲームのロマンシングサガ(ロマサガ)のコラボのようです。なお、私はロマサガは名前だけ知っていて、遊んだことはありません。

佐賀駅に着くと、凄い人だかり。後で分かったのですが、世界的な熱気球大会が佐賀駅から少し離れた所で開催されていた為だったようです。

とりあえず荷物をコインロッカーに預けようと探すも見つけられず、観光案内所の人に聞くと「〇〇と〇〇にあるけど、今日はもうどこも一杯だと思う。駅の外に出て宝くじ売り場の横を入って奥まで行くと500円の手荷物預かり所があるよ」と教えてくれたので、その預り所へ。

荷物を預けて身軽になった後、まずは昼食を摂る為に店を探しました。佐賀の名物はある程度調べていましたが、代表的なシシリアンライスはあまり食べる気にならず…駅ナカ商店街で何店舗か見て、佐賀ラーメン屋に入店。

大きな有明海産の海苔が乗った豚骨ラーメンです。海苔は美味しい、ラーメンは普通です。

食べ終えた後は再び観光へ。予め候補にしておいた歴史資料館へ向かうべくバスに乗車しました。

バスに乗車中、目的地への道の途中に面白そうな施設を発見、当初の予定よりも手前の所で下車しました。熱気球に関する資料を展示した資料館のようです。

入場料を払って入場、建物自体は凄く広いわけではありませんが、展示内容は充実しており、十分に楽しめます。特に、子供連れの家族で来ている人達を多く見かけました。

展示物の中でもオススメは熱気球のシミュレーションゲームです。小さなテレビ画面を見ながらコントローラーで操作して遊ぶものと、原寸大のゴンドラに乗り込んでバーナー型のコントローラーを握って操作して遊ぶものがあり、後者はずっと待機列が出来ているくらいの人気ぶりでした。

1Fの土産屋コーナーへ行き、色々と見ていたものの「土産はもっと後でもいいかな」と思いつつ、外へ出ました。

まだ列車の時間まで十分な余裕があったので、近くの神社へ行ってみることに。

神社では骨董市が開かれていました。自分は骨董品にはあまり興味が無い方ですが、好きな人にとってはたまらないものなのでしょうね。

境内をウロウロしつつ参拝も済ませて外へ出ると、まだ時間に余裕があったので、再度バルーンミュージアムの1Fの土産コーナーに行き、結局土産としていくつかの菓子類を購入。

九州名物のアイスも見つけ、近くのベンチに座って食べていました。

佐賀駅までは徒歩でも行けそうな距離だったので歩いて戻りましたが、結構疲れました。

帰りもバスに乗るべきだったようです。ただ、本数はそれほど多くないようで、時間調整が必要だったことでしょう。

佐賀駅から特急リレーかもめに乗車。行き先は長崎駅と表記されているものの、途中の武雄温泉駅で乗り換えとなります。

佐賀駅を出てすぐに、熱気球大会の会場を通過。ただ、この日の午後の競技は(天候的な要因で)中止だったようです。

程なくして武雄温泉駅に到着し、ホームの反対側に停車中の西九州新幹線かもめ号に乗り換えとなりました。

特急到着後の3分後発車の接続となっており、列車はすぐに出発します。

西九州新幹線にはグリーン車がありませんが、自由席車は東海道新幹線の普通車と同じ席と席数で、指定席車は東海道新幹線のグリーン車には劣るもののフカフカ座席で2列x2の余裕ある空間となっています。大きな荷物を置くクロークもありました。

九州新幹線と同じくトンネルが多くて、景色が見られる区間は少しだけです。最高速度は250kmくらいまで出ていましたので、十分なスピード感はありました。

走行距離が短く、スピードも速いので終点までは30分程度です。一部の駅を通過する列車もあり、その場合は23分のようです。

長崎駅に到着し、下車しました。長崎駅の新幹線ホームは広くてピカピカです。

駅の外に出ると、かつての2018年に長崎駅に来た時とは大きく様変わりしていました。

長崎駅前の市電乗り場とは反対側に出たせいか、Googleマップで経路探索した際、駅から少し離れた「八千代町」という乗り場を案内され、そこまで歩いて市電に乗車…したものの反対方向に乗ってしまったようで、慌ててすぐに下車することに。

暫く待って「やっと来た…」と思いきや、行き先が違う。さらに待って、ようやく目的の電車が来て乗車しました。

「諏訪神社」で下車、地下通路を通って5分ほど歩き、長崎での宿泊施設である「ステーションホテル長崎諏訪」に到着しました。

荷物を置いて少し休憩、近隣の飲食店を探すと居酒屋ばかりだったので、再度市電に乗って長崎駅まで戻ることに。

駅ナカの「長崎街道かもめ市場」という所と、アミュプラザ長崎に飲食店が集まっているようで、前者の方へ行きました。

色々と迷って、海鮮丼が食べられる店に入店。港が近い街の海鮮は期待が持てます。その期待通り、美味しい海鮮丼でした。

再び市電に乗ってホテルへ戻り、大浴場は無かったので部屋に備え付けのユニットバスに入ってから就寝。2日目は終わりました。

3日目:長崎→名古屋

朝食付きプランではなかったので8時過ぎくらいに起床、ゆっくりと準備を整えて9時頃に大きな荷物だけフロントに預けてチェックアウト。

ちなみに、すぐそばに「諏訪神社」というそこそこ有名らしい神社がありますが、非常に多くの階段を登る必要があるようで、体力を大きく消耗しそうだったので今回はスルーしています。

市電に乗ってやってきたのは「原爆資料館」です。

入場料は200円と非常に安いです。値段以上に見応えがあります。なお、ここで見られる映像は、結構衝撃的なものなので、凄惨な映像に耐性が無い人は気を付けて下さい。

資料館を出た後は、少し歩いて「平和公園」へ。有名な像が鎮座しています。

最寄りのバス停へ行き、バスに乗車。

バスを降りて「出島」へ行きました。想像していたよりも広くはなく、じっくりと資料を読んでいれば相応の時間は過ごせそうでしたが、他の予定があったので軽く見て回るだけにして外へ出ました。

また暫く歩いて「中華街」へ。横浜の中華街等とかに比べると規模は小さいようです。前回は入り口の写真だけ撮って退散しましたが、今回は中へ入りました。

ここで昼食を食べようかとも思いましたが、丁度昼時だったので賑わっており、待ち時間が発生しそうだったのと、観光地価格なのか多少高く感じたので、結局何も食べずに中華街を去ることに。

中華街前から市電に乗って南へ。目的地付近で降りた後は徒歩、4年ぶりでしたがルートは覚えていました。

グラバー通りという急な坂道を登り、グラバー園へ。

入園料を払って入ると、暫くは長いエスカレーターに2回くらい乗って、高い所まで移動します。

庭園や建造物を見て回りました。個人的に古い洋館は好きなので、結構楽しかったです。

1時間以上滞在してから出て、グラバー通りを通って戻る途中でアイスを購入しました。味は想像通りといった感じです。

市電に乗って預けた荷物を取りに戻り、すぐにまた折り返すように市電で長崎駅へ。

時刻は14時頃、ここで遅めの昼食としました。

長崎と言えば長崎ちゃんぽんですね。地元にあるチェーン店とは違って美味しかったです。

16時前の西九州新幹線かめも号博多行きに乗り、武雄温泉駅で特急リレーかめもに乗り換え、博多から山陽・東海道新幹線に乗って帰宅しました。


佐賀県の観光をそれなりにすることが出来て良かったと思っています。(なんとなくモヤモヤしていたので)

西九州新幹線は乗車時間が短すぎて物足りないです。また、途中で乗り換えが必要なのも面倒です。博多駅~武雄温泉駅の開通は夢のまた夢でしょうか?

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