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枕崎を目指す鹿児島旅行記

旅行

北海道縦断旅行で日本最北端の稚内駅に行ってから「稚内駅から続く線路の反対側の始発・終着駅である枕崎駅にも行ってみたい」という思いがあり、年末の休みを利用して3泊4日のスケジュールで行ってきましたので、ここにその時の記録を書いておきます。

1日目:名古屋→博多

最終出勤日に仕事を終えてから駅弁を買って、東海道・山陽新幹線に乗って博多駅まで移動しました

到着したのは22時前でしたが駅構内は人が多く、そそくさとコンビニで買い出しをしてからホテルへ。

以前は、宿泊費をケチったせいで博多駅から離れたホテルを選択した上に、乗車するバスが分からずタクシーに乗るという残念なことになったので、今回は博多駅東出口すぐの「ホテルクリオコート博多」を予約しておきました。

部屋の色褪せた電話機等を見る限り、結構昔からあるホテルのようですが、部屋は広めです。

部屋に備え付けの風呂に入って就寝、1日目は終わりました。

2日目:博多→枕崎

午前8時頃にゆっくりと起床、朝食会場へ。朝食は和洋のバイキングです。

のんびりと荷物をまとめて9時過ぎにチェックアウト、10時少し前の九州新幹線みずほ号に乗って、11時過ぎに鹿児島中央駅に到着しました。

駅構内のショップで駅弁を買ってから乗り換えの列車が来るホームへ。

当初は普通列車に乗って各駅停車で行くことを考えていましたが、途中で乗り換えが発生することを承知で観光列車に乗る経路に変更し、11:56発の「指宿のたまてばこ」を予約しておきました。

座ったのは2号車の進行方向左側のカウンター席の真ん中、窓が大きくて海が見やすい位置です。

列車は結構揺れるので、乗り心地は良いとは言えないかもしれません。

それでも普通列車に乗るよりかは楽しいと思います。

出発して30分少しが経過した12時半頃、買っておいた駅弁「極黒豚かつサンド」を食べましたが、想像通り美味しかったです。

約50分かけて終点の指宿駅に到着し、一旦改札を出て枕崎までの切符を購入。

乗り換えの列車まで40分くらいあったので待合スペースでのんびり…している最中に、指宿の名物を思い出して急ぎ探すと、すぐ近くにありました。

「イーブイすき 指宿(いぶすき)市」というキャッチコピーで、ポケモンのイーブイのマンホールが、市内に点在しており、駅前の交番前に1つあります。

13時半頃に枕崎行きの普通列車が到着したので乗車しました。

ここから15分くらい乗車すると、JR日本最南端の駅である西大山駅に到着します。

2分間の停車時間があったので、ホームに降り立って写真を撮っておきました。

小さな無人駅ですが、観光客で賑わっており、車や観光バスで来る人も多いようです。

発車30秒前に汽笛を鳴らしてくれるので、それを聞いて急いで列車に乗り込み、去り行く列車にカメラを構える多くの人達を後に、西大山駅を後にしました。

なお、指宿~枕崎の区間は列車の本数が非常に少ないため、ここで列車に乗り遅れると悲惨なことになりかねないので注意が必要です。

列車は終点を目指して走り続け、ついに14:49に終点の枕崎駅に到着しました。

降り立った人達の多くが思い思いに写真を撮っており、自分も同じように撮影し、ついでに駅ノートにメッセージを書いておきました。

枕崎での宿泊施設は、駅の目の前にある「枕崎ステーションホテル」、アクセスは抜群です。

チェックインして部屋に荷物を置き、「さて、どうしたものか」と考えながらのんびりしていました。

今回の旅は観光に関して真剣に計画を立てておらず、「現地で状況に応じて考えれば良いかな」という感じでしたので、駅で貰ったパンフレットで近くの観光スポットを調べると、徒歩15分くらいの所に神社があったので、旅の安全祈願をするために行ってみることに。

神社は広い公園の中にあって、プールもあります。

参拝をした後、少し近くを散策してから来た道を戻り、ホテル近くのスーパーに行って買い出しを済ませ、ホテルに戻りました。

18時少し前に再び外出して、目星を付けておいた店に行くも、残念ながら休業…年末なので仕方ないですね。

僅かな希望を抱き、ホテルの方向に戻って通り過ぎて暫く歩いた所にあるもう1軒の店に行くも、同じく休業だったため、諦めてホテルのすぐ近くにあった作り立て弁当屋に行き、夕飯は弁当になってしましました。

思い返せば、スーパーで地元の魚料理でも買えば、まだ良かった気がします。

食事を済ませた後に明日の予定を考えていたのですが、元々の予定は午前7時半頃に発車する指宿行きの列車に乗り、途中の指宿で乗り換えて10時過ぎに鹿児島中央駅に行くというものでした。

しかし、これだと枕崎での観光が殆ど出来ていない状態で枕崎を発つことになるのが勿体ない気がしたのと、朝食が午前7時からだったので、それより前に起きて荷物をまとめて急いで食べてから出発…という、とても忙(せわ)しないスケジュールになってしまうので、午前中は観光に割り当てて、13時台の列車に乗ることに変更しました。

ホテルの近くに銭湯があるようでしたが、「多分、年末だから休業しているだろうな…」との思いから行くことはやめて、部屋に備え付けに風呂に入ってから就寝して2日目は終わりました。

3日目:枕崎→鹿児島市

午前7時頃に起床して朝食会場へ。

チェックイン時に和食か洋食のどちらかを選んで下さいと言われ、和食にしておきました。

普段、朝に和食を食べることが無いのと、和食だと地域の特産物を食べられる可能性が高いので、選べる場合は和食を選ぶようにしています。

食べ終えてから荷物をまとめて、8時半頃に一旦外出し、ホテルの近くにある駅前観光案内所へ。

ここでレンタサイクルを借りてから一旦ホテルへ戻り、荷物を取りに部屋に戻ってからチェックアウトして、フロントに大きな荷物を預けてから外へ出ると空は曇っていて、「雨が降り出す前に予定を完遂しなければ」という想いで、借りた自転車に乗ってホテルを出発しました。

最初にやってきたのは「天御中主神社(妙見神社)」。

ちなみに、ここに来る途中で自転車のサドルが抜け落ちて転びそうになりました。サドルが低すぎたので引き上げたのですが、限界ギリギリまで引き上げた為と思われます。

レンタサイクルは多くの人が乗るので低めになっているのは仕方ないですが、膝の負担が増すのであまり長距離を走るのは辛そうです。

参拝を終えて西方向へ走り、次のスポットへ。

次にやってきた「南方神社」は鳥居が2つ並んでおり、行きと帰りで別の鳥居をくぐると縁に恵まれるそうです。

参拝を終え、次の目的地を目指して南方向へ。

海に面した「火之神公園」という公園はキャンプ場にもなっています。

テントが沢山張られているエリアの近くの遊歩道を歩きながら、海や珍しい形をした岩を眺め、観光地に良くある鐘を鳴らしてから、公園を後にしました。

その後は、北に向かって走り、次の目的地へ行く途中に気になる店があったので入ってみました。

土産も色々と売っていましたが、「ここで買わなくても良いかな」と、結局何も買わずに退店。

そのまま東に走って、最後の目的地だった「枕崎お魚センター」へ。

「ここで絶対にカツオを食べるんだ」という思いで来たのですが、レストランは開店時間前だったので、土産屋に行って時間調節してから開店時間ぴったりに入店しました。

ぶえん鰹という呼び名でしたが、「ぶえん」は無塩を意味し、特に味付けしていない新鮮なカツオの刺身のことを指すようです。

プリプリの新鮮で美味しいカツオでした。

食べ終えてから土産をいくつか買って、駅前観光案内所へ。

自転車を返却してホテルへ戻り、荷物を引き取ってから、13:27発の列車に乗って枕崎を発ちました。

出発と同時くらいに雨が降り始めたので、振り出す前に観光を終えられてラッキーだったと思います。

指宿行きだったので指宿駅で乗り換えでしたが、普通列車だと1時間待ち、特急列車(指宿のたまてばこ)だと15分待ちだったので、迷ったあげく特急券を予めネットで予約しておいて、駅の窓口で受け取り、2日目と同じ観光列車に乗ることになりました。

16時頃に鹿児島中央駅に到着しました。

ギュウギュウの市電に乗車しましたが、以前と変わらず全国相互交通系ICカードは使用出来ず…現金を払って天文館通で下車。

頼まれていた「かるかん饅頭」を買ってから、鹿児島市での宿泊施設として予約しておいた「東横INN鹿児島天文館2」にチェックインしました。

シングルルームでしたが、部屋の殆どのスペースをベッドが占めており、かなり狭かったです。

とりあえず一息ついて、夕飯をどうしようかと考えながら店を探し、最終的に決めた店の閉店時間が迫っていることに慌てつつ外へ出ました。

やってきたのはラーメン店の「こむらさき 天文館店」です。

混み合っている状況を覚悟したものの、あまり客はおらず、難なく入店。

ラーメンは1種類のみで並と大盛があり、味も分からないので、とりあえず並にしておきました。
ラーメンが出てくるまでに漬物が出てきたのが珍しかったです。

程なくしてラーメンが出てきたので、まずはスープを飲んでみるも何だか味が薄く感じ…首をかしげていると「混ぜて下さいね」と言われて混ぜてみると、丁度良い味の濃さになりました。

綿は一般的な黄色の中華麺ではない白い麺で、これもまた珍しかったです。

食べ終えた頃には閉店時間を過ぎており、閉店前に入店出来て良かったと安堵しながら天文館通の施設に入って見たり土産物屋で買い物したりして寄り道しつつ、ホテルへと戻りました。

ホテルに戻ってからは明日のスケジュールを考えた後、部屋に備え付けの風呂に入ってから就寝して、3日目は終わりました。

4日目:鹿児島市→名古屋

午前8時頃にのんびり起床して朝食会場へ行くと、バイキングでしたが弁当容器も置いてあったので、適当に容器に詰めて部屋に持ち帰りました。

コロナ渦が終わったと同時に持ち帰りサービスが無くなった所もありますが、これは個人的にはありがたいので残して欲しいです。

食事を終えた後は荷物をまとめてからチェックアウトし、大きな荷物をフロントに預けてから外出しました。

市電でICカードが使えなかったのでバスに乗ったのですが、バスもICカードが使えず現金で払うことに…。

少し乗ってから下車して港の方へ。

フェリー乗り場に行き、出航時間ギリギリに駆け込み乗船しました。

15分程で桜島に着いて、この日は「遊歩道を歩きつつ、猫の写真でも撮ろうかな」という予定でしたが、レンタサイクルがあることを思い出して借りにいくことに。

すぐに借りられましたが、枕崎で借りたタイプと異なり、籠付きのマウンテンルック(マウンテンバイク風の自転車、大体6速くらいの変速機が付いている自転車)で、電動アシストはありません。

おまけに、1速にギアを入れるとギシギシと音が鳴るので2速以上しか使えず…それでも歩くよりずっと速く移動出来るので、貰った地図に記載されているスポットを見て回ることにしました。

最初にやってきたのは「烏島展望所」、展望台に登りましたが、眺めは特別良くも悪くもない感じでしょうか…。

次にやってきたのは「叫びの肖像」、石像のオブジェです。

ここは、初めて桜島へ来た時にルートを調べたら”フェリー乗り場から徒歩30分”と表示され、時間の都合上諦めた為に来ませんでしたでの、今回来られて良かったと思います。

また、ここに来る途中だったかうろ覚えですが、川とあるのに水がながれていない川がありました。

調べると、桜島の多くの川は普段は水が流れていないそうですが、雨が降ると激しく流れたりするそうです。

その後は元来た方向を目指して遊歩道に入り、猫に何匹か遭遇しながら走って、自転車を返し、フェリー乗り場へと戻りました。

フェリーで戻った後は、天文館で追加の土産を買ったり、買い食いをしたり。

正午になる前にはホテルへ戻って荷物を引き取り、鹿児島中央駅へ移動しました。

予約した列車まで2時間程あったので、それまでに昼食を摂ろうとアミュプラザの飲食店フロアへ行ってみると、順番待ちと思わしい客で非常に混雑しており、ただでさえ座席数の少ない目的地の店であった「天文館むじゃき」では15組ほど待っているようでした。(本当は、本店の「天文館むじゃき」に行きたかったのですが、年末だったので休みでした)

とりあえず名前を書いておいたものの、1時間待っても自分が呼ばれる気配が無いので、仕方なく諦めて「白くま」のテイクアウトをカウンターで注文、すぐに受け取って、座って食べられる場所も空いていなかったので適当な場所で立って素早く食べ終えました。

前回食べた時は、(通常サイズより小さいベビー白くまにしたものの)想像以上の量の多さに驚いてし残してしまったのですが、今回は難なく食べきれたので良かったです。

結局、まともな昼飯を店で食べられそうになかったので、ベーカリーショップでパンを3つほどテイクアウトで購入し、新幹線待合スペースで食べていました。

14時過ぎの九州新幹線に乗って博多駅で降り、山陽・東海道新幹線に乗り換えて帰路に就き、3泊4日の枕崎を目指す鹿児島旅行は終わりました。


指宿より先は、いつか廃線になるかもしれないとも噂されているので、そうなる前に行くことが出来て良かったと思います。

ちなみに、帰ってきて早々、体調不良に気付き、翌朝にはインフルエンザを発症して数日間寝込んでいました。

確実に旅先で拾ったと思われますが、道中で力尽きるようなことにならなかっただけ良しとしておきます。

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