NW-WM1Aを使い始めて約1年と3ヵ月が経ち、400時間が経過しました。音も十分にこなれてきたと思います。
今回は、私が普段バランス接続で常用している2つのイヤホンおよびイヤホンケーブルを紹介します。バランス接続する際のイヤホン選びに迷っている方の参考になれば幸いです。
SONY XBA-N3
NW-WM1Aと一緒に購入したイヤホンです。ボーカルの声をじっくり聴きたい時、”しっとり系”の曲や高音のメロディが美しい曲を聴く時に後述するケーブルを繋いで使うことが特に多いです
BA(バランスドアーマーチュア)型で、低域から広域までそつなく慣らします。音場は狭すぎず広すぎず、濃密さを感じさせます。同じSONY製のNW-WM1Aとは相性が良いと思います。
どんなジャンルの音楽にもオススメな万能・優等生イヤホンなので、ハイエンド(高価格帯)イヤホンの入門として最適です。さらにリケーブル可能なので、自分好みのケーブルに換えることも出来ます。
XBA-N3はアンバランス接続用のケーブルしか付いていませんので、バランス接続をする場合は別途ケーブルを用意する必要がありますが、標準でバランスケーブルが付属しているXBA-N3BPというイヤホンも発売されています。あまり予算を掛けず「とりあえずバランス接続というものを試してみたい」という場合はオススメです。ケーブルのランクとしては安価な部類に入ります。
ORB Clear force Ultimate
先述したXBA-N3をバランス接続する為に使用しています。このケーブルをXBA-N3に繋いでバランス接続すると、音の分離度が上がり臨場感が増すだけでなく、音に艶が出ることによりボーカルの声は艶めかしく聴こえてきます。
また、高音が上品かつ繊細な音で鳴るようになります。ケーブルの素材は、Ver.2の不満点を改善した”しなやか”かつ”しっかり”したもので、取り回しは良いです。
詳細レビューはこちら
ZENHISER IE800S
インナーイヤー型イヤホンとは思えない広さを感じる聴こえ方は、初めて聴いた時は衝撃的でした。特に、複数ボーカルによるハモり等は、他のイヤホンではなかなか表現出来ない聴こえ方です。専用のケーブルは細くて頼りなさを感じますので、取り回しには若干気を使います。
ボーカルが少しだけ引っ込むのと、艶っぽさがXBA-N3より落ちるので、静かなバラード系など音楽によっては合わない場合もあります。
全体的に軽快な鳴り方で、長時間聴いていても疲れにくいです。音を聴き分けるという聴き方ではなく、心地よい音楽を楽しむのに最適なイヤホンです。
詳細レビューはこちら
他にも素晴らしいイヤホンは沢山あるのでしょうが、当面の間は今所有しているイヤホンを使っていく予定です。オーディオ沼も嵌ると深いそうなので…。