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2021年 東北縦断旅行 vol.2

旅行

東北縦断旅行は2019年にも行きましたが、この時は青森県→秋田県 →宮城県 →山形県という経路で移動する旅でした。

今回は、前回の旅で立ち寄らなかった岩手県と福島県を訪れることを目的としましたが、計画したルートにおける移動の時間や距離の都合上、途中で宮城県にも寄ることになりました。

※コロナ渦が収束しつつあった時期、2021年10月末から11月に訪れています

1日目:自宅→盛岡

最近、旅行初日は遅め(昼前)の出発が多いのですが、この日は少し早めに出発し、名古屋駅から9:31発ひかり号に乗車しました。

普段、のぞみ号に乗ることが多いのですが、この列車はスマートEXにおいてグリーン早特割が適用され、普通車指定席と同じくらいの金額で乗車することが出来、名古屋から東京まではの停車駅は小田原・新横浜・品川で、所要時間も殆ど変わらないという、お得な列車だったと思います。

東京駅に到着し、1時間くらいの待ち時間を経て東北新幹線のはやぶさ号に乗り換え、普通車指定席に向かうと、先ほど乗車した東海道新幹線がガラガラに空いていたのとは対照的に、かなり混雑していました。平日でもそれなりに需要があるようです。

14:30頃に盛岡駅に到着。

まずは荷物を預ける為に、宿泊施設へ徒歩10分ほどかけて移動しました。

盛岡での宿泊は「天然温泉 りんどうの湯 スーパーホテル盛岡」で、駅から遠すぎなくて温泉に入れる所で探したら、ここになりました。スーパーホテルは熊本や鳥取でも利用しましたが、ここは小さ目な建物なので、風呂は時間帯で男女入れ替え制です。

チェックイン時間少し前だったので、チェックインを済ませて荷物を部屋に置き、さて観光に…行く予定でしたが、前日の寝つきが良くなく、睡眠不足気味なせいか片頭痛があったので、観光はキャンセルして部屋で休んでいました。

17時頃になり、徒歩で盛岡駅へ。ここにはフェザンという駅直結の大きな施設(駅ビル)があり、ここの地下にある飲食店「寿々苑」に入店しました。

食べるのは盛岡名物の盛岡冷麺…の予定だったものの、外が寒かったせいもあり身体がすっかり冷え切ってしまっており、冷麺を食べる気が失せていたので、野菜温麺という品を注文してみました。

麺は、冷麺と同じものであるようです。春雨とは少し違う、ツルツルとした喉越しの良い麺です。

別添の辛味噌を入れて食べたので、冷えていた身体はポカポカになり、上着を1枚脱いで歩いてホテルに戻り、温泉に入って就寝し、1日目は終わりました。

2日目:盛岡→宮古

起床して朝食会場で朝御飯、品数は少なめでしたが、地元の名物らしい食べ物「ひっつみ汁」があったので食べておきました。

チェックアウトの10時ギリギリくらいに出発し、盛岡駅へ。

この日に乗る予定の山田線の宮古行き列車は11時過ぎに発車でした。この山田線は本数が非常に少ないので、乗り遅れた場合はバスでの移動を検討する必要があります。

なお、バスの方が本数も多く、時間も変わらないか早く、金額も数十円くらいしか変わらないようなので、多くの人はバスを利用するのかもしれません。

ロングシートとボックスシートがあり、ボックスシートに座りました。窓が大きくて眺めは良かったです。乗車中にJRの職員の方がアンケート用紙を配っており、記入して渡しました。廃線が懸念されているらしいので、その一環における活動だと思います。

盛岡を出発してから3駅目くらいで、対向列車とのすれ違いの為に停車。しかし、その対向列車が10分ほど遅延しているアナウンスがあり、この時点でこちらの列車も同じくらい遅延することが決定しました。

列車は、ひたすら山の中を走ります。75分間くらいノンストップで走り続ける区間もあります。

途中、多くの乗客が写真を撮り始めたので、自分も撮影しておきました。

調べると、兜明神岳という所だそうです。(山頂に甲形の露岩があるとされる)

その後も終点まで乗り続け…

結局、10分以上遅れて13時半頃に宮古駅に到着しました。

予定では宿泊施設に荷物を預けにいってから近くの飲食店(レストラン)で昼食を摂り、バスに乗って移動する予定でした。しかし、列車の遅延により、のんびりと昼食を摂っているとバスの時間に間に合わない可能性があったので、駅前の駅そば屋を利用することとなりました。

かけうどんを素早く食べ、宮古での宿泊施設施設である「HOTEL BIG WAVE」へ。道路に沿って向かうと徒歩10分ですが、有料駐車場の敷地内を突っ切っていくと徒歩2分で短縮出来る場所にあります。

荷物を預けてから駅に戻りました。

駅前のバス停へ。ここから向かった先は…

駅から東の海沿いにある「浄土ヶ浜」という所です。

まずはビジターセンターという施設へ。新しくて綺麗な施設で、展示物も興味をそそられるものが多かったです。

施設の地下1Fからは、浜へ続く道へと出られるようだったので、歩いて向かってみました。

途中、小さなボートに乗って洞窟に行くツアー(20分程度)の乗り場がありましたが、待ち時間があるようだったので利用せず、素通りしました。

浜に到着。細かい砂ではなく、大きな石がゴロゴロとしているのが特徴です。

すぐ近くにレストハウスがあったので、入店して土産を購入。ここは震災当時、2Fまで津波に襲われたそうです。

浜のすぐ近くにバス停があったので、そこから乗車して宮古駅まで戻りました。

宿泊施設にチェックインして一休みした後、夕飯の候補として目星を付けておいた店「蛇の目 本店」へ。

店の前に看板としても出ていた”北三陸ごはん”(定食)を注文。

ちなみに、牡蠣・しらすを生で食したのはこの時が初めてで、食べることは出来たものの、どちらかと言えば加熱した方が個人的には好きかな…というのが本音です。

最寄りのコンビニで食料を調達してから宿泊施設へ戻り、(温泉は無かったたので)部屋備え付けの風呂に入り、2日目は終わりました。

※最近買い替えたiPhoneのナイトモードを試すべく適当に撮影した写真です。

3日目:宮古→気仙沼

6時過ぎ頃に起床、朝食無しのプランにしておいたので支度を済ませてから、すぐにチェックアウトして出発しました。

盛という駅名は、盛岡との混同を防ぐためか、「さかり」と表記されることが多いようです

宮古駅を7時過ぎに出発する三陸鉄道の盛行きに乗車。

リアス線と呼ばれるように、リアス海岸沿いを走るので、窓からの眺めは良いです。途中、絶景ポイントでは速度を落として走行してくれるサービスもありました。

盛駅には10時半頃に到着。

気仙沼へ行くには、ここでBRT(バス・ラピッド・トランジット)へ乗り換えになります。

直通のバスが近い時間には無く、気仙沼行きのバスが出ている陸前高田を通る陸前矢作行きに乗り換えました。

盛駅で切符を購入してしまいましたが、BRTではSuicaが使えます。

元々、この先の気仙沼まで大船渡線の線路が伸びていましたが、東日本大震災で被災した後、レールを引き直すのではなく道路を舗装してバスを走らせることになったので、盛~気仙沼の区間は列車ではなくバスが走っています。

終点の1つ手前の陸前高田で下車、ここで気仙沼行きのBRTに乗り換えました。

11時半頃に気仙沼駅へ到着。

まずは荷物を預けるべく、気仙沼での宿泊施設である「ホテルパールシティ気仙沼」へ。駅の目の前にあるのでアクセスは良いのですが、24時間営業のコンビニまでは徒歩10分かかり、飲食店も近場には多くありません。

その後、昼飯を駅前のNewDays(19:30閉店)で買って駅構内の待合室で食べ、盛行きのBRTに乗って、気仙沼へ来る途中で乗り換えた陸前高田方面へ戻りました。

奇跡の一本松駅で下車、ここで一本松を見て、「東日本大震災津波伝承館」へ行きます。

本物の奇跡の一本松は塩害で枯れてしまったので、今あるものはレプリカです。また、一本松の手前(海側)にあるボロボロになった建造物は、かつてユースホステルとして利用されていた施設だったようで、かなり痛々しい状態で保存されています。

周辺には、若い松の木が沢山植えられています。かつてここにあった、松原の風景をまた見られる日が来るでしょうか。

伝承館には、当時の記録写真・映像や、被災してぐちゃぐちゃなった人工物などが展示されています。

道の駅で土産を購入し、BRTに乗車して気仙沼まで戻りました。

宿泊施設にチェックインして一休みしてから、目星を付けていた飲食店へ。

徒歩20分かけて辿り着いたのは「気仙沼 あさひ鮨」という寿司店です。

早速入店するも「お待ちのお客様がいらっしゃるので、名前と電話番号をお書き下さい。準備出来次第、お電話致します。15~20分程、お待ち頂きます」と言われ、とりあえず名前と電話番号を書いて店外へ出て、どうするものかと周辺を歩いていると、コインランドリーを見つけたので入って休んでいたところ、5分もせずに電話が来て戻りました。

私はたまたま1人で早い時間に来たので入店出来たのですが、どうやらここは予約してから来る方が確実なようです。

ここに来た目的は、フカヒレ寿司を食べる為でしたので、メニューの中から「ふかひれ物語」というものを選んで注文してみました。

「ふかひれ物語」の寿司(左から3つ目がフカヒレの寿司)と吸い物、別注文した鮫カツアゲ
「ふかひれ物語」に付いていた茶碗蒸し。フカヒレが乗っている

フカヒレ自体は、あまりハッキリとした味がなく、フグの刺身のように食感を楽しむものなのかもしれない。味付けされたフカヒレは非常に美味しいものでした。

近場のコンビ二によってから再び徒歩20分かけて宿泊施設へ戻り、(この日も温泉が無かったので)客室に備え付けの風呂に入り、3日目は終わりました。

4日目:気仙沼→福島

7時半頃に起床、軽く準備を済ませ、朝食付きプランにしていたので宿泊施設のレストランへ。

9時少し前にチェックアウトしてJR大船渡線の一関行きに乗車、気仙沼~一関の区間は線路が敷いてあるので、BRTではなく列車です。

大船渡線には公募による「ドラゴンレール」という愛称が付けられています。「大船渡線の線路の形が竜が飛翔しているように見える」とか「当時、龍の球を集める某アニメが人気だったから」などの理由があるようです。

10時半頃に一関駅に到着、ここで東京行きの東北新幹線やまびこ号に乗り換え。

12時少し前に福島駅に到着しました。

福島での宿泊施設は少し離れた場所にあったので、荷物は駅のロッカーに預け、駅の東口にあるS-PAL福島へ移動しました。

昼食を摂る為に入った店は、イタリアン料理などを提供する「デュッカ」という店で、もともとランチのピザでも頼もうかと考えていたものの、「福島牛のローストビーフ」なるものがあったので注文してみました。

食べ終えた後は、バスロータリーへ。乗り場が沢山あり、少し迷いましたが、無事に乗るべきバスを見つけて乗車。暫くして降車し、向かった先は…

岸壁に彫られた磨崖仏群(まがいぼとけぐん)を見ることが出来る岩谷観音寺です。

遠目に見た時は良く分からなかったのですが、近くに寄ると、確かに仏像らしきものがありました。しかし、常に風雨にさらされており、劣化は激しいと言わざるを得ません。

ここから見える街の風景も中々良いです。

下記写真は山を下りて出た所。仏像を見に行くには、この細くて長い階段から入っていくのが正解のようです。

再び、バスにのって福島駅に戻り、「コラッセふくしま」という施設へ、

最上階の展望ルームは無料で利用できます。その後、1階で土産物を見て回りました。

徒歩で少し歩いて、飯坂電車(福島交通飯坂線)の乗り場へ。

飯坂電車を略して飯電(いい電)。

運転室へのドアの前には暖簾がありますが、これがドアの開け閉めの繰り返しで挟まれたりして、少々残念なことになっていました。

降りたのは飯坂温泉駅、その名の通り、温泉街にある駅です。

福島での宿泊施設「飯坂温泉 展望露天風呂の宿 湯乃家」にチェックイン、ここまで一般的なビジネスホテルだったのでカーペットにベッドという部屋でしたが、温泉旅館らしく畳に敷布団という部屋でした。

角(端)の部屋だったので、窓からの眺めは良かったです。

しばらく休んでから17時半頃に夕飯を摂る為に外出し、少し歩いて辿り着いたのが、福島名物の円盤餃子を食べられる「餃子 照井 飯坂本店」です。店内は狭かったですが席は空いており、すぐに入店出来ました。

円盤餃子は1人で食べるには量が多そうだったのでハーフにしましたが、とても美味しくてパクパクと食べてしまったので、通常サイズでも良かったかもしれません。

一緒に野菜炒めも注文、同じく美味しく頂けました。

駅前にある24H営業のコンビニの存在にありがたさを感じながら買い物を済ませ宿泊施設へ戻り、展望露天風呂を堪能し、4日目は終わりました。

5日目:福島→自宅

7時半過ぎに起床、朝食付きプランだったので宿泊施設内の食事会場へ。大宴会場に間隔を開けてテーブルとイスが配置され、テーブルの上には和御膳が置いてあるスタイルです。

朝食を終えて部屋に戻り、準備を整えてからチェックアウト時間10時前ギリギリに出発。帰りの列車までは周辺を観光する予定だったので、荷物はフロントに預けておきました。

まずは、すぐ近くにあった愛宕山公園へ。小高い山になっており、神社がありました。ここからの飯坂町の眺めは中々良かったので、体力と時間があれば登っておくことをオススメします。

その後は、古い日本家屋があるらしい「旧堀切邸」へ。母屋の他に蔵が沢山ありました。足湯・カフェ・トイレもあり、休憩を取ることも可能です。

近くの飲食店へ昼飯を食べに行く予定だったものの、時刻はまだ11時を過ぎた頃で全く腹が減ってなかった為、徒歩20分の距離にある庭園「福島片岡鶴太郎美術庭園」まで歩きました。

着いてから第一に感じたことは「想像していたよりも、かなり小さい」であり、1分もあればグルッと回れるものでした。施設が隣接しており、中には美術館(有料)やカフェがありました。

軽く見て回った後、再び20分ほど歩き…

飲食店「保原屋食堂」へ。ここで、飯坂ラーメン(けんか祭り)というものを食べました。

見た目は濃いめですが、あっさりとした醤油ベース(?)なスープでした。

その後、再び20分くらい歩いて、梟(フクロウ)グッズを扱うショップ「ギャラリー梟」へ。ここには、もの凄い数の梟が展示・販売されています。ここで、梟の絵柄が付いた箸を買って帰りました。

宿泊施設に戻る途中に気になる洋菓子店を発見、お土産にオレンジケーキを買っておきました。

預けておいた荷物を回収し、飯坂温泉駅へ。

終点の福島駅まで移動し、福島駅から東京駅を経由して名古屋駅まで戻り、4泊5日の東北縦断旅行 vol.2は終わりました。


東北地方は2回に分けて全県を訪れることが出来たので、これでコンプリートです。どこも自然が多くて食べ物が美味しかった印象があります。ただ、車でなければ訪れることが出来ず、諦めたスポットもあります。いつか機会があれば訪れてみたいと思います。

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